圧倒的内枠前有利なレース。
先週の京都金杯も2枠→1枠→1枠→4枠→4枠が掲示板という外枠の馬で一発狙おうという思いを一切許さない結果。
ヒモ荒れ傾向のレースではあるが、1~3番人気が7、8枠に入った今年、大きく荒れそうな予感しかしないのが逆に罠か。

現在netkeiba.com単勝1番人気はダッシングブレイズ
週中に見た通り、まあここ2戦の内容に不満はない。
前走で千両賞4着ペガサスボス、千両賞7着アドマイヤゴッドを破っており、千両賞5着、9着、11着の馬がここで6、7、8人気に推されていることからも、一定の人気を背負うのは当然も、果たして1人気になる馬かといわれると疑問。
ドスローのレースのみしか経験しておらず、ある程度速く流れたときのパフォーマンスは不明で、7枠に入り内に入り込めないと単純に距離ロスすることになりそう。
ここまでと同様の流れになれば圧倒する地力を秘めている可能性もあり、また実際そうなることもありそうなメンツではあるが、不明な要素の多い外枠馬を1人気で買う必要はない。無視。

2人気はグァンチャーレ
ここ出走馬中では地力証明がなされている馬で、どのような形になっても掲示板には載ってきそう。
ただ、1人気同様外枠に入り、騎手の判断がかなり問われるレースになりそう。
出遅れが怖いが、地力的に無視はできない。

3人気はナヴィオン
ここでは実績最上位であり、地力もおそらく最上位。
朝日杯からの参戦馬が結果を出しているレースであり、その朝日杯での敗因が馬場にあるのであれば、見限る要素は少ない。
ただ、大外枠に入った。12頭立てとはいえ、ここでの外枠は痛いはず。
メンバー的にはここは取りこぼしたくないところではあるが、内枠超優勢な状況でどうなるかというところ。押さえまでか。

4人気はクイーンズターフ
こっちに参戦か。
正直地力低目なメンツであり、というよりもこの馬が4人気になるくらいのメンツなわけで、勝ってもまあそこまで驚かないかもしれないが、この人気で買える要素はないと思う。

5人気はレンイングランド。
距離合わないと週中は見もしていなかったが、5人気内で最内枠に入り、前に行ける馬と好走条件はそろった。
ただ、それによって押し上げられている人気であるのは間違いなく、対戦相手からの地力比較以上の評価がされている印象。
初戦は折り合いを欠き、3走前は出遅れという敗因を考えると極めて安定した結果を残しており、背負った人気以上の着順で終えているのは事実であるものの、この人気で拾えるほど距離にめど立っている過去の戦歴ではないと見る。


5人気内から複軸をひっぱってくる予想スタイルとしても正直どの馬にも不安がある状況。
不明なことが多すぎて大きく金は賭けづらいレースになっている。それなら少額でも楽しめるように大きく狙いたい。
大きく狙うのであれば意地でも内枠から選びたい。12頭でのレースになったとはいえ、外枠の不利は軽減されても内枠の利はゆるぎないだろう。


ノースストームがおもしろい。
エリカ賞2014でも地力足りないとした馬ではあるが、エリカ賞より上位人気の地力が高いかというとそうでもないメンバーが揃った。
エリカ賞も決して悪い内容ではなく、戦前に思っていたよりずっと通用したと思う。新馬&未勝利同様内ラチ沿いを走るも、前の馬とのリズムが合わず中盤かかってしまった。そこでの消耗を考えると、地力発揮の形がとれればもしかする。
ここでも地力は劣るとは思うが、それを補うほどの内有利になっている。

新馬戦は出遅れ、大きく縦長になったレースを後ろから追走。4角で前にいた馬が残っており、2、4着馬も未勝利抜けを果たしておりそこまで悪いレースではないといえる。
未勝利戦は圧倒したが相手弱く、かつ比較的恵まれたレースではあった。ただ、決してスムーズに走ったものではないので、未勝利レベルでないことは証明している。

前に行ってしまいたいが、これまでのレースを見るとスタート後のダッシュ力は他に見劣る。それでも最内枠を活かしたレースはでき、いいポジションでレースを運べそう。
そしてそうなれば、外枠にいる地力上位との馬の差は消せる。

次はヤマニンマンドール
週中はこの馬でいこうと思っていたのだが、上位人気3頭とともに外枠。
この馬はこれまで決してスムーズな競馬ができておらず、もしスムーズな競馬ができたら通用の可能性は高い。
が、外枠で頭まではとなるとちょっと見えない。
ただ、「シンザン記念はクラシックに直結する出世レース」という視点で見ると、1人気馬かこの馬が勝つのがもっともしっくりくる。

◎ノースストーム

○ヤマニンマンドール

△グァンチャーレ、ナヴィオン、サトノフラム、ダンツメガヒット